夜間や休日の子どもの体調不良、どうする?【咳・蕁麻疹・頭痛編】

夜間や休日に子どもの体調が急に悪くなったとき、保護者はどう対応すればいいのでしょうか。
そんなときに頼りになる、子ども医療電話相談事業「♯8000※」に詳しい看護師の方に、前回の【発熱・嘔吐・下痢編】に続き、今回は咳や蕁麻疹、頭痛に関して救急受診を検討すべきサインや家庭での見守り方について伺いました。

👇【発熱・嘔吐・下痢編】の記事はコチラ
夜間や休日の子どもの体調不良、どうする?【発熱・嘔吐・下痢編】 | セラピア

※♯8000…緊急受診の必要性や家庭での見守り方について医師監修のもと看護師が相談にのってくれる電話相談窓口。

👉子ども医療電話相談事業(♯8000)について|厚生労働省

◆その他の症状や体調により対応が異なる場合があります。不安がある場合は医療機関へご相談ください。

今回お話をお伺いした人

森ノ宮医療大学 看護学部看護学科 准教授/看護師 宮下 佳代子 先生
大学病院(小児外科を含む外科系病棟、小児医療センター)で看護師として勤務後、看護基礎教育の現場に移り、小児看護を教えながら、小児の療養環境や長期フォローアップ事業、小児救急電話相談事業の実践研究などに携わる。近年はCamp Nurse🄬※の育成にも尽力。 ※取材時

※Camp Nurse🄬…野外活動における子どもたちや参加者の健康と安全を守るための看護の実践者

緊急性が高い、夜間診療・救急病院受診の目安

夜間や休日に子どもの体調が悪くなると心配になり、あらゆる症状で♯8000へ相談する保護者が多い、と宮下先生。まずは、♯8000で夜間や休日でも早急に受診を促すケースを、症状別にご紹介します。

①咳
咳がひどくて眠れない場合は受診をおすすめします。また、「ケンケン」や「ヒューヒュー」という音がする咳が出ているときは、声帯やその周りが腫れ空気の通り道が狭くなり呼吸がしにくくなっているため、早急に受診が必要です。

②蕁麻疹
蕁麻疹が体全体、特に顔に広がっている、顔が腫れている、アレルギーの心配がある場合は、すぐに受診しましょう。痒くて眠れないほどであれば受診をおすすめします。
筆者も子どもが1歳のとき、夜中に体全体に蕁麻疹が出て驚き♯8000に相談したところ、数時間前に食べた物について質問され、アレルギーの可能性を指摘してもらいました。結果、救急病院を受診することに。子どもが食べたり触れたりしたものを把握しておくことがとても大切ですね。

③頭痛
頭痛に加えて、話し方がおかしい、手足に力が入らない、呼んでも目線が合わない、頻回の嘔吐などの症状があれば、迷わず119番へ連絡してください。

焦らなくても大丈夫!家で様子を見てからの受診でもいい状態とは?

♯8000では、次のような状態であるかを聞き、家で様子を見ながらかかりつけの医療機関が開いている時間を待って受診しても良いか判断します。
・食べる…好きなものを少しずつ食べる・飲むことができていればOK!食べられることは身体が元気に働いている証拠
・眠る…眠れていれば、安心できるサイン。眠ることは回復のためのおくすり
・遊ぶ…座ってテレビを見たり遊んだりする元気がある
・排尿…尿が出ていれば、身体の中の水分が足りていると考えられる

受診できるまでの一時的な家庭での見守り方

ここからは、♯8000でも相談が寄せられることがある症状別に、見守りのポイントをご紹介します。

①咳
1)保湿・加湿する
加湿器を使う他、大きなタオルを水で濡らして軽くしぼり部屋にかけておくと、空気が潤って咳が和らぐことがあります。
2)水分補給は温度に注意
ぬるま湯やぬるいお茶がおすすめです。冷たい飲み物は喉を刺激するため避けた方がいいでしょう。
3)楽な姿勢にする
ソファで座って過ごしたり、抱っこをする場合は縦抱きをしたりなど、上半身を起こした姿勢は息がしやすくなります。

②蕁麻疹
観察と記録をする
機嫌が良く、他に大きな変化がない場合は、医療機関が開くまで一旦様子を見ることができます。蕁麻疹が出ている箇所の写真を撮っておき受診時に見せると、診断の参考になるでしょう。

③頭痛
1)クーリング
氷枕や冷たいタオルで首元や耳の後ろを冷やしてみてください。嫌がる場合は無理のない範囲でしていきましょう。
2)リラックスできる環境づくり
光や音などの刺激を減らし、暗めで静かな部屋で安静に過ごせるようにしましょう。不安や心配が基になっていることもあります。そばにいて体に触れてあげましょう。
3)処方された解熱剤は使用OK
医師からそのお子さん用に処方された解熱剤は、鎮痛効果もあるため使用することができます。ただし、1年以内に処方され冷蔵保存していた座薬に限ります。

子どもは中耳炎になりやすく、「頭が痛い=耳が痛い」を指すこともありますので、小児科だけでなく耳鼻科を受診することも検討しておくとよいでしょう。

👇子どもの耳のトラブルの記事も参考までに!
見逃さないで!気づきにくい「子どもの耳のトラブル」 | セラピア

少しでも不安なことがあれば…

周りの人に相談しにくい夜間や休日。少しでも不安なことがあれば、タイムリーに相談ができ、顔が見えなくても気軽に質問ができる♯8000を活用してみてください。大阪府だけでも年間約65,000件の相談があり、多くの保護者が利用しています。
また、すぐにでも受診したい場合は、母子健康手帳にも記載がある「夜間・休日の急病診療所」リストにある医療機関へ直接問い合わせをしましょう。

この記事についてのご感想やご質問があれば、ぜひInstagramのコメント欄で教えてください!みなさんのコメントをお待ちしています✨

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【この記事を書いた人】

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コーヒーソムリエ

コーヒーがあるとき~(^^)ないとき~(_ _)の生粋の大阪人。保幼小の教員免許をもつ子ども大好きフルタイムワーママ。

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