筋トレシリーズ第1弾【お腹まわり編】

2025.06.13

先週に引き続き筋トレ記事特集!「ポッコリお腹を何とかしたい…」ダイエットでよく聞かれるこの悩み。お腹周りの筋肉は日常生活でもよく使われますが、実は他の部位と比べ負荷が少なく、意識的に鍛えないと筋力が不足しやすい部位といわれています。そこで今回は、そんな悩みを解消するお腹周りに効く筋トレをご紹介!ポッコリお腹を解消して美しいボディラインを手に入れませんか?一緒にLet’s筋トレです!

今回お話をお聞きした人

森ノ宮医療学園専門学校 柔道整復学科  
柔道整復師/NESTA PFT(パーソナルフィットネストレーナー)馬場 裕介 先生
森ノ宮医療学園専門学校で柔道整復師資格を取得。森ノ宮医療学園附属みどりの風クリニック、森ノ宮医療大学附属大阪ベイクリニックでの臨床経験を経て、2023年4月より現職。現在、森ノ宮医療大学大学院保健医療学研究科修士課程に進学中。大阪産業大学アメリカンフットボール部にチームトレーナーとして在籍。

※トレーナーについての記事はこちら
関連記事:https://therapia.morinomiya-u.ac.jp/category/medical-work/post-39.html

腹筋トレーニングのメリット

腹筋は大きく分けると、体を起こす際に働くアウターマッスル(表層筋)と、身体を支える為に働くインナーマッスル(深層筋)があります。アウターマッスルを鍛えるとお腹表面の脂肪が落ち、くびれのある美ボディが生まれます。(いわゆるシックスパックですね。)インナーマッスルを鍛えると、身体の支持力が高まり良い姿勢が保てるようになります。また支持力が高まることで腰痛改善やスポーツ時におけるパフォーマンスの向上も期待できます。効率よく効果を出すには目的に合ったトレーニングメニューを選ぶことが重要です。

※文献によっては外腹斜筋と腹直筋の順番が逆の場合も

さあ、やってみよう!お腹周りの筋トレ4選!

今回は4つの筋トレをご紹介!目安はありますが回数、負荷は普段より少しきついと感じる程度で大丈夫。呼吸を忘れずに自分のペースで挑戦してみましょう!(※痛みがある場合は控えましょう)

【1】プランク

目安:30秒×3
ねらいの箇所:腹横筋、股関節周囲筋群(インナーマッスルに効く)

①  うつ伏せになり、肘を肩の真下につく。
②  つま先を立て、身体を一直線に保つ。
ポイント
・肘は肩の真下にくるようにする。
・お腹に力を入れ、身体が一直線になるようにする。

※負荷が強い場合は膝をついて行いましょう

NG

【2】上体起こし

目安:10回×3
ねらいの箇所: 腹直筋(アウターマッスルに効く)
①  仰向けになり、膝を立て、胸の前で両腕を組む。
②  上体を持ち上げる。(肩甲骨が浮く程度)(目線:おへそ)
③  ①の状態にゆっくり戻す。この時、頭を完全におろさないように少し浮かせる。
④  ②、③を繰り返す。
ポイント
・②のとき:反動をつけて起き上がらない。

NG

【3】横・上体起こし

目安:10回×3
ねらいの箇所: 外・内腹斜筋(アウターマッスルに効く)
右側を行う場合
①  「【2】上体起こし①」の姿勢から、膝を左に倒す。
②  真っすぐ上体を持ち上げる(肩甲骨が浮く程度)(目線:右脇腹)
③  ①の状態にゆっくり戻す。この時、頭が地面に付かないよう少し浮かせる。
④  ②、③を繰り返す。
ポイント
・②のとき:反動をつけて起き上がらない。左に傾かないよう、真っすぐ起こす。

NG

【4】足上げ

目安:10回×3
ねらいの箇所: 腹直筋下部(アウターマッスルに効く)
①  仰向けになり、膝を立てて足を上げる。腕をお腹の前で組み、頭をあげる(目線:おへそ)
②  膝を自分の胸に引き寄せ、ゆっくり元に戻す(足は上げたまま)
③  ②を繰り返す
ポイント
・膝の角度は90度をキープ(負荷が強い場合は膝を曲げてもOK)
・肘は添えている程度。肘を支えに足を持ち上げないようにする。
・腰が床から離れないようにする。足を下ろす際は反りやすいので注意する。

【体験レポート】Let’s筋トレ!

筆者が4つの筋トレに挑戦!簡単な動きだからと軽く考えていたのですが…やってみるとこれがきつい!じわじわお腹にきます。実は筆者もここ数カ月筋トレをしているのですが、毎日同じメニュー・負荷で行っていたため、効果の停滞を感じていたところ…。この筋トレは初めてしたので数回するだけで限界が…。今回の取材で、筋トレの頻度や内容、負荷について見直してみようと思いました!

最後に~馬場先生からのメッセージ~

お腹は体の中でも痩せるのに時間がかかる部位です。初めはきついかもしれませんが、正しいフォームを意識して、まずは継続して1カ月続けてみましょう。鏡の前で自身のフォームを確認しながら行えるとよりいいですね。また、絶対痩せたい!という人は、筋トレにウォーキングなどの有酸素運動をプラスすると脂肪燃焼が加速します。更に余裕がある人は、今回の筋トレに背中や脚の筋トレも足してみてください。一見関係ないように見えますが、これらの筋肉は身体の中でも大きな筋肉といわれ、基礎代謝が上がり痩せやすい身体になるだけでなく、体幹が鍛えられることで、連動してお腹痩せ効果が期待できます。今日はお腹、明日は脚というように、日によって部位を変えながら行うのもいいですね。せっかくやるなら効果的なものを!ぜひ美ボディを目指しましょう

※筋トレを始めるならまずチェック!

〈関連記事〉
【痩せたい人大集合】筋トレ前にこれ読んで!効果的な筋トレ方法とは?

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