他では教えてくれない!脱毛Q&A!

先週に引き続き、脱毛特集第二弾!これまで医療脱毛とエステ脱毛の違い、脱毛器の違いについて説明しました。では実際に脱毛を考えた際、自分にはどんな施術があっているのか迷う人も多いはずです。松﨑先生いわく、施術を受ける上で考えることは費用、痛み、時間など、どの条件を優先するか。そこで、今回は施術内容についてアドバイスをもらいました!また皆さんが疑問に思っている脱毛の悩みをぶつけ、現場のリアルな声を伺いました。

今回お話をお聞きした人

森ノ宮医療大学 医療技術学部 診療放射線学科
教授 松﨑 伸介 先生
和歌山県立医科大学医学部医学科卒業後、大阪大学大学院 医学系研究科博士課程修了(博士)。大阪大学医学系研究科(連合小児発達学研究科兼任)助教・准教授、トロント大学留学、和歌山県立医科大学医学部薬理学講座准教授を経て、2021年より森ノ宮医療大学教授・医療法人同仁会理事長に就任。創傷治癒・神経疾患を中心に国内外との共同研究を実施している。医療法人同仁会松崎病院での地域医療、同法人リセルクリニックでの美容医療にて現職医師として従事している。

ケース別~おすすめの施術方法~

Aさんの場合:初めての脱毛。毛は人並みに濃いほう。毛量を減らしたい。
①    痛み:気にしない⇒医療脱毛/気にする⇒エステ脱毛
②    時間:頻度が多くても1回が短い方が良い ⇒ エステ・安価な医療脱毛
   時間:頻度が少なく1回の施術が長い ⇒ 医療脱毛(熱破壊式)
③    費用:出来るだけ安く⇒エステ・安価な医療脱毛/高くても効果を求めたい⇒医療脱毛

Bさんの場合:全身永久脱毛をしたい。痛みには強いので、効果を求めたい。
永久脱毛をしたい⇒医療脱毛
痛みに強く、効果を求めたい⇒熱破壊式
※蓄熱式は痛みが少ないが、低出力であり効果が少し弱いため回数が増える
※使用機器はVIOや髭の深層の毛にはヤグレーザー、それ以外はアレキサンドライトがよい。部位によって機器を変更できるクリニックを選びましょう。

Cさんの場合:全体的に毛量は減ったので、あとは細い毛や産毛をなくしたい。
毛をなくしたい⇒医療脱毛
産毛は黒色の色素(メラニン)が弱いため2つの方法をおすすめします。
①    熱破壊式レーザー(ヤグ・アレキサンドライト)の出力を上げる
※出力を上げるため、やけどリスクが上がるが効果は強い。同じクリニックに通っていればこれまでのレーザー設定が分かるため肌状況を説明し強度を上げてもらえる。痛みが強く時間も必要。
②    蓄熱式レーザー(ダイオード)を反復する
※効果が弱いことが多いため、回数が多く設定される。費用と時間が必要。

教えて先生!脱毛のあれこれ

Q脱毛をしたのに毛が生えてきました。なぜでしょうか?
「毛が生えてくる=発毛組織が死んでいない」ということです。発毛組織がかなり弱っていたとしても、完全につぶしていなければ数年後に復活し生えてきます。これは医療脱毛だったとしても完全にレーザーがあたりきっていなければ同じです。
こういった理由から、近年、脱毛のやり直しも増えており、以前どのような機器、強さ、回数で行ったかがわからないという方が大勢います。その場合、施術側もまずは基本設定で照射することになり、最初から適切な威力や機器で施術ができず、脱毛効果が期待値に届かないということも。行った内容は必ず把握しておきましょう。

Q何歳から脱毛してOK?
今や小中学生の脱毛も増えていますが、基本的には成人後をおすすめします。成人前はホルモンバランスが安定しないため、この時期は毛周期やメラニン色素量の関係で脱毛効果が抑制される、逆に休眠期の毛根が活性化し毛が生えてくるといったリスクがあります。

Qいいクリニック選びのポイントは?
➀施術ルームの確認
レーザー機器使用時は遮閉された個室で行う必要があります。レーザー光は反射するため、外部に漏れると大変危険です。クリニックとして必要な安全対策・安全管理が守られ実施されているか。これはしっかりしたクリニックかどうかを見極めるポイントになると思います。
➁カウンセリング時の機器説明
医療脱毛もエステ脱毛も使用する機器はピンキリです。よい機器を使えばその分出力が高く効果は抜群です。WEBサイトには最新機器があると謳っていても実際は1台しかなく希望すれば追加料金がかかる、希望する店舗には設置されておらず受けられない、といった事例もあり、どんな機器を使用しているかを確認することは大切です。また説明の他に、部位や毛の状態に合わせて機器を変更できるかも確認したほうがいいですね。

まとめ

脱毛をすると不要な毛を減らせる・なくせるのはもちろん、毛穴が引き締まりニキビなどの肌トラブルも改善されます。決して価格は安くはないですが、脱毛後の満足度は高いはず。ぜひ理想に合った脱毛方法を選んでみてください!

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